奈良競輪の「GⅢ開設75周年記念 春日賞争覇戦」は8日に決勝戦が行われ、佐々木悠葵(30=群馬・115期)が逃げ切りV。25年1月大宮以来、通算3回目のGⅢ優勝を達成した。追走した芦沢大輔が2着、2センターで関東勢に切り替えた森川大輔が3着。

通算3度目のGⅢ優勝を達成した佐々木
自慢の剛脚がさく裂。佐々木悠が好スパートを決めて3度目の記念Vを飾った。
「優勝できるとは思わなかったのでびっくりした」
三谷竜―三谷将―中井―佐々木悠―芦沢―松井―棚瀬―森川―西村で周回。いったん先頭に出た棚瀬がペースを上げていく段階で、佐々木悠が赤板で仕掛けていく。「棚瀬君は記念の決勝が初めてだし、そこまでペースが上がらないと思ったので、1回ためてから行けた」と狙い通りの走りにニヤリ。打鐘過ぎに叩き切ってからも、懸命に踏み続けて別線の巻き返しを封じて押し切った。「ホームぐらいでもう脚にきていて、芦沢さんが優勝してくれればという思いでもがいた」。ラインに貢献する気持ちがVへの後押しとなり、最高の結果となった。
別線に叩かれた初日以降は、出し惜しみせず仕掛ける姿勢が光った。〝強い気持ち〟を持って臨めたことも大きかった。「気持ちを入れて!これが1年の始まりかな」と総括した。次走はGⅠ全日本選抜。勲章を増やした関東の重戦車が、大舞台でも豪快に攻めて躍動する。(栗林 幸太郎)
◇佐々木 悠葵(ささき・ゆうき)1995年(平7)8月4日生まれ、群馬県出身の30歳。19年7月大宮でプロデビュー。20年11月S級に特別昇級。22年12月高松でGⅢ初優勝。通算成績は543戦208勝。通算優勝33V(GⅢ3V)。1㍍80、90㌔。血液型O。
◆次走 優勝した佐々木悠葵はGⅠ全日本選抜(20~23日、熊本)、2着の芦沢大輔は前橋FⅠ(25~27日)、3着の森川大輔は岐阜FⅠ(16~18日)。


